山での紫外線は要注意!登山時は通常より多くの紫外線を浴びています。
標高と紫外線量の関係は?
目次
- ○ 紫外線A波、紫外線B波、紫外線C波とは
- ・波長によって紫外線には種類があります
- ・曇っていても日焼けする? 窓際は?
- ・紫外線が肌に及ぼす影響
- ○ 標高が上がるほど紫外線は強くなる
- ○ 登山時のUV対策必需品
- ・息苦しくない!フェイスカバーC型
紫外線A波、紫外線B波、紫外線C波とは
皆さん、紫外線というとどのようなイメージを持っているでしょうか?
「直射日光に当たっている時だけ、紫外線を浴びている」
と思いこんでいる方
「何となく肌に悪いことは知ってるけど、詳しくは知らない」
そんな方も多いのでは?
そんな方のために、紫外線について少しお話ししましょう。
波長によって紫外線には種類があります
紫外線は電磁波の一種です。
さまざまな波長があり、波長の長さによっていくつかに分類されています。
①UV-A
紫外線の中で最も波長が長く、エネルギーは弱い。
地上に届く紫外線の90%がUV-A、照射量は多くなる。
シミの発生、ハリをなくす原因。
②UV-B
地表に届く紫外線で、わずかに含まれるもの。
「UV-A」より強いエネルギーを持つが、肌の表面で吸収され性質があるため浸透はしない。
肌が日に焼ける要因。
③UV-C
紫外線の中で最も強いエネルギーを持つ。
オゾン層によって吸収される性質があるため、地表には届かない。
もし肌に当たれば、皮膚ガンの発生の危険性は高い。
「UV-C」はオゾン層や大気中の酸素によって吸収される性質があります。
ですので、私達が注意すべきなのは「UV-A」と「UV-B」なのです。
関連:身を守るならUVカット機能が大切。あなたの紫外線対策は大丈夫?
曇っていても日焼けする? 窓際は?
曇っていたはずなのに日焼けした、、、なんて経験ありませんか?
曇りのような天気でも、「UV-B」の80〜90%は通過し、この「UV-B」は散乱光の占める割合も大きいことがわかっています。
散乱光とは、日光が空気中に含まれる無数の粒子に当たり、あらゆる方向に反射している光のことです。
ということは、ビルの隙間や薄暗いところのような「光が届いている」という感覚のないところでも
日焼けの要因となる「UV-B」は届いているのです。
紫外線が肌に及ぼす影響
紫外線は、完全に悪なもの、、というと少し違います。
ビタミンDを皮膚で合成するために必要ものでもあります。
ですが!!
浴びすぎた場合には、「日焼け」「しわ」「シミ」等の原因となります。
メラニン生成、肌の乾燥、
それ以外にも、長年浴び続けていると良性/悪性の腫瘍や白内障等を引き起こすことがあります。
紫外線の浴びすぎにはやはり要注意!
上手に紫外線と付き合っていく必要があります。
標高が上がるほど紫外線は強くなる
さて、紫外線について詳しくみたところで山の話です。
山では特にUV対策が必要です。なぜか?
山では標高1000m上昇すると、紫外線量は10〜12%増加すると言われています。
山頂では、空気の澄んだ日、快晴時は40%増になることも。
さらに雪のある場所では、直接の紫外線と雪に反射した紫外線(反射率80%)が加わり大変な量の紫外線を上からも下からも浴びることになるのです。
登山は日常よりも多く、そして長い時間紫外線にさらされることになります。木陰のないような開けた場所もたくさんあります。
紫外線を浴びすぎて、疲労困憊、、ということにならないよう、しっかりとした対策が必要なのです。
登山時のUV対策必需品
登山時の顔の紫外線対策はどうしていますか?
日焼け止め化粧品を使っている、今はコロナでマスクをしている、帽子で日陰を作ってる。
色んな方がいらっしゃるでしょう。
ですが、どうでしょう?
日焼け止めは汗でとれてしまうため何度も塗り直しが必要ですよね。
マスクは息苦しく、標高が高くなる登山には不向きです。
先ほどご紹介した通り、紫外線は曇りでも、光のないところでも前後左右と下から襲ってきます。
帽子のように顔に対して影を作る程度では、反射する紫外線や散乱する紫外線には到底太刀打ちできません。
最も良いのは、顔を覆うこと、つまり顔を覆えるマスクの着用です。
マスクでしっかりと顔を覆うことで、横や下から飛んでくる紫外線から顔を守ることができるのです。
ただし、重要なのは、ただのマスクでは紫外線対策にはならないということ。
“UVカット”の施されたマスクをする必要があります。
息苦しくない!フェイスカバーC型
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オシャレに紫外線対策をして、登山を楽しみましょう♪