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紫外線って何? 紫外線は目に見えない電磁波の一種です

紫外線A波、B波、C波の特長とは?

目次

紫外線は目に見えない電磁波です

紫外線は日光と同じものと思っている人が多いのですが、紫外線は人間の目で見ることができない非可視の電磁波です。
紫外線は可視光線の範囲外に位置しているため、肉眼では捉えることができません。(一部の生物や特殊な植物は紫外線を感知することができます)
しかし、紫外線は肌に影響を与えることがあり、特に日焼けや肌の老化、皮膚がんのリスクに関連しています。そのため、紫外線対策は重要です。

紫外線の波長によって、UV-A、UV-B 、UV-C に分類

紫外線の波長

太陽からの日射は、波長により、赤外線、可視光線(目に見える光)および紫外線に分けられます。
可視光線よりも波長の短いものが紫外線です。
紫外線(UV)の中でも、波長の長いほうからA・B・C と大別されています。
フロン等によりオゾン層が破壊されると、地上において生物に有害な紫外線(UV-B)が増加し、生物への悪影響が増大することが懸念されます。
●UV-A (315-400 nm)
大気による吸収をあまり受けずに地表に到達します。生物に与える影響はUV-Bと比較すると小さいものです。
●UV-B (280-315 nm)
成層圏オゾンにより大部分が吸収され、残りが地表に到達します。生物に大きな影響を与えます。
●UV-C (100-280 nm)
成層圏及びそれよりも上空のオゾンと酸素分子によって全て吸収され、地表には到達しません

            (気象庁ホームページより)

紫外線A波の特長

●紫外線A波はじんわり影響が現れます
UV-Aは波長が長い為、表皮だけでなく皮膚の深部まで届いてダメージを与えます。
日常生活の中で、知らず知らずのうちに長い間浴び続けることにより、お肌に様々な影響を与えます。
UV-Aは 雲や窓ガラスも通過するので、曇りの日でも、また窓のレースのカーテンをひいてお部屋にいる時でも私達の肌に影響を及ぼし, 地表に届く紫外線の90~95%を占めています。
近年、お肌の老化の80%以上がUV-Aによるもの(光老化)ということが明らかになっています。 
シミ、しわ対策にはこの生活紫外線とよばれるUV-Aをしっかり防ぐ必要があります。
化粧品ではPA+、PA++、PA+++に分けて表示しています。+が多くなるほどUV-Aを防ぐ効果が高くなります 

紫外線B波の特長

●紫外線B波は短期間で影響が現れます
UV-Bは、主に肌表面の表皮に作用し、その働きは急激で短期間でお肌に赤み炎症をおこします。
長時間の日光浴で肌が真っ赤に焼けたり、水膨れができたり、黒くなったり…。
このように肌が赤くなる日焼け(サンバーン) の主な原因となるのがUV-Bです。
多量に浴び続けると皮膚がんなどの原因にもなります。
近年、オゾン層の破壊によって、紫外線の地表への照射量は年々増えています。
特に、色白で日光にあたると赤くなりやすく黒くなりにくい人は紫外線対策が必要です。
化粧品ではSPFの数値が高いほどUV-Bを防ぐ効果が高くなります。

紫外線C波の特長

●紫外線C波は地表には届きません
UV-Cは、UV-AやUV-Bよりも、さらに強い人体への影響力を持ちます。
しかしUV-Cは大気中でほぼ全て吸収され、地表には到達しません
人工的なUV-Cは殺菌灯としても使用されています。
人体に有害な影響を及ぼすオゾンは発生しませんが、光を目や皮膚に直接当てると炎症や障害を引き起こすおそれがあるので注意が必要です。

紫外線は肌へさまざまな影響を及ぼしています

肌への影響

1. <細胞の損傷>: 紫外線は肌の細胞にダメージを与え、遺伝子の変異やDNA損傷を引き起こす可能性があります。これが蓄積すると、肌が老化しやすくなります。
2. <しわやたるみの促進>: 日焼けは肌の弾力性を低下させ、しわやたるみが発生しやすくなります。これはコラーゲンとエラスチンといった肌の組織を損傷する結果です。
3. <色素沈着やシミの発生>: 日焼けによりメラニンの生成が増加し、色素沈着やシミが発生しやすくなります。これにより肌のトーンが不均一になることがあります。
4. <免疫機能の低下>: 紫外線は肌の免疫機能を低下させ、細菌やウイルスによる感染症のリスクが増加する可能性があります。
5. <皮膚がんのリスク>: 長期間の激しい日焼けは、皮膚がんの発生リスクを高める要因となります。特に日焼け後には適切なケアが必要です。

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